「誰かとつながりたくて、広大な海を渡ろうとする人たちに捧げる辞書」を作ることに没頭する人々の物語です。 咲き乱れる言葉のセンス、洒脱であるとか そして言葉への姿勢。 静かに、だけど途切れることなく燃ゆる信念、夢、そして友情。。。愛する人々の支え。
「言葉は人とつながるもの」そして「言葉の意味はひとつでない」そんなことを改めて感じさせてくれる映画です。
ロケ地は、、、~諸行無常の響きあり~数年ぶりくらいに廻って見たのですがロケ地のメイン建物は既に無く・・・以前に一度廻った時に写真を撮っておかなかったことを後悔させる作品のひとつです。
ということで、この映画が好きな人と繋がってみたくロケ地を渡る舟を編んでみました。不明部分もありますが、宜しければ覗いてみてください。
☆映画版はこちらをクリック👉【映画版】こちらは 2013年公開の映画で主演は馬締(松田龍平)です。
☆ドラマ版はこちらをクリック👉【ドラマ版】 (第1話から第6話分を掲載) こちらは基本的に映画版の続編にあたります。 主人公は 馬締ではなく、ファッション誌から異動になった岸辺みどり(映画版では黒木華、ドラマ版では池田エライザ)が主人公です。その他の配役もガラリと変わっています。
▼作中のシーン👉そのシーンのロケ地👉地図👉現場画像 の順でストーリーに沿って紹介します。※PCで見ていただくとより臨場感がアップします。。。
【映画版】
【よく出て来る場所】
☆馬締光也(松田龍平)が勤務することになった辞書編集部のある玄武書房・旧館👉東京都千代田区西神田3丁目8−5 ビル西神田👇 JR・水道橋駅より6分417m、都営新宿線・九段下駅より7分486m
👆左下の□を押すと地図と航空図が入れ替わります。






☆馬締光也が暮らしていた「早雲荘」👉東京都文京区本郷5丁目10付近 胸突坂👇
👆今はありません・・・
👇検索して出てきた「早雲荘」として使われた「鳳明館寮」の画像集です。

前にDVDで見た「ふぞろいの林檎たち」のロケ地訪問のとき訪れていたのですが、写真を撮り忘れたのが痛いです(これ多いですね)。
この付近は文豪の街などとも言われこの手の建物多いですが、どんどん取り壊されてますので日本家屋に親しみある方は今のうちに歩き回って見て下さい。

☆玄武書房 辞書編集部の皆がよく使う居酒屋👉 東京都千代田区神田神保町1丁目 (もと)酔の助神保町本店👇
👆赤マークは店舗があったところです。
👇今は隣にあったそんなに古くないビルも含めて取り壊されこんな感じに・・・👇

酔の助はこの映画でも数回、その他ドラマでは「逃げ恥」「メゾン・ド・ポリス」など多数。映画では「恋は雨上がりのように」やら他の作品でも良く見る、ロケ地マニアからしたら「またここだあ」的な居酒屋です。
が、しかし2020年5月28日をもって約40年の歴史に幕を閉じました。 老朽化&コロナが原因だそうです。自分は中を覗いたら満席で入れなかったというのが数回、一度は行っておきたかった・・・残念無念です。
※酔の助(よのすけ)神保町 本店 1979年開店 本店とつくのは飯田橋に2号店が有ったためですが、2号店は90年代中ごろに閉店してしまったそうです。
☆辞書編集部の飲み会の帰りに馬締光也(松田龍平) と西岡 正志( オダギリジョー)が歩いていた川沿いの路👉東京都千代田区飯田橋3丁目10付近の遊歩道を南進👇


しかし話しかけられた馬締はうわの空でどんどん歩いて行ってしまいます、書店で辞書を買い込むため。


☆荒木公平(小林薫)の送別会のあと馬締光也(松田龍平) と西岡 正志( オダギリジョー)が歩いていた橋👉東京都千代田区神田三崎町3丁目9−5 三崎橋 東進👇
👇この橋は一度渡った方ならなんとなく分かるのでは。。。




西岡「俺の事バカにしてねえか?」 馬締「いえ」

のちのシーンで「やばい」について2人が話しながら歩いていて、西岡にかかってきた彼女からの電話を馬締が奪いとったのもここですね。このころには互いに認め合いすっかり打ち解けています。
☆西岡(オダギリジョー)と三好麗美(池脇千鶴)が会社に向かう途中に馬締を見かけた交差点👉 東京都千代田区神田神保町2丁目 西神田交差点👇


☆西岡が馬締の背後から声を掛け、馬締が驚いたあと崩れ落ちたところ👉東京都千代田区西神田3丁目8−1−36付近👇


☆馬締と林香具矢(宮﨑あおい)が歩いていたかっぱ橋道具街の交差点👉東京都台東区松が谷2丁目25 合羽橋交差点👇
👆この横断歩道を向こうからこちらに渡っていました。
☆香具矢が馬締に包丁の説明をしていたお店👉東京都台東区西浅草3丁目7−2 つば屋(庖丁専門店)エンドクレジットより👇
☆香具矢が馬締を遊園地に誘ったところ👉少し怪しいですが、恐らくここです東京都台東区松が谷2丁目1−12付近👇
👆作中とは建物が違っていますが恐らく「白色キッチン雑貨専門店バイスー」の前あたりかと思われます。
👆画像中央付近です。
☆馬締と林香具矢が乗っていた観覧車👉東京都文京区後楽1丁目3−61 東京ドームシティアトラクションズ ラクーアゾーン ビッグ・オー👇


☆【推察】西岡(オダギリジョー)が教授らしき人から「大渡海」についての原稿を依頼していた大学のキャンパス👉依頼するシーンの前に一瞬映るキャンパス風景はエンドクレジットにある 埼玉県坂戸市けやき台1丁目1 城西大学 坂戸キャンパス👇 だと思います。
映像資料がやや乏しく・・・
☆馬締が辞書編集部を去ることになった西岡を問い詰めていた「東京中央大学」の門前👉 埼玉県坂戸市けやき台1 城西大学 坂戸キャンパスの門前👇
👆馬締と西岡が話していたのは画像中央付近です。
ワケあって辞書編集部を去らなければならなくなった西岡「大丈夫だよ、お前なら絶対できるよ」
一見ちゃらんぽらんに見えた西岡、けれど馬締はその西岡の中に「大渡海」と馬締にかける熱い思いと秘めた信念を感じ、去り行く西岡を見つめ、静かに見送ります。。。
☆用例採集のシーンでの1コマ、ここを映したものです👉東京都千代田区西神田2丁目1−12 付近👇

☆馬締が用例採集をしていたら後ろを自転車に乗った岸辺みどり(黒木華)が「馬締さ~ん」と叫びながら通過していったところ👉東京都千代田区西神田3丁目5 付近の交差点👇 「専大通り」の表示板が大ヒントでした。


上記2枚の写真を見て「なんか変だな!?」と思った方はスルドイです。
馬締は掲示してあった「裁判員制度」という文字を書き写していたのですが、その掲示がされていたと思われる千代田区役所のボードは作中ではポストの向かって左横の外灯の支柱の左にあったのですが、今は(実際は!?)少し離れたここにあります👇


👆10年前の位置からずらした、はたまた作中画像はCG処理していた・・・などでしょうか??
☆辞書監修者の松本朋佑教授(加藤剛)のお見舞いと報告のため、教授宅に向かう馬締と荒木公平(小林薫)の乗った電車が渡っていた川にかかる鉄橋👉千葉県富津市湊 湊川橋梁👇 あたりをつけグーグルマップで捜索。
👆作中では列車(JR・内房線)は西から東に走っていることとなります。実際には東京からだと逆方向ですね。
☆馬締と荒木の乗ったタクシーが走っていた海沿いの道👉千葉県南房総市富浦町豊岡の道路 北東進👇
👆タクシーは向こうからこちらに走っていました。ここもあたりをつけグーグルマップで捜索。
☆松本教授夫人の千恵(八千草薫)が、タクシーで帰路につこうとする馬締と香具矢を見送った松本宅前の道路👉ここですね、神奈川県鎌倉市浄明寺2丁目1付近の道路👇


タクシーの行灯に「南房」などとあるもので千葉かと思いきや・・・すっかりやられました。
ここは「ビブリア古書堂の事件手帖」で大輔が夜に自転車を漕いでいたところですね。エンドクレジットにも出ておらず、、、あのドラマのロケ地探訪で歩いていなかったらたぶん分からなかったでしょう。。。
☆ラストシーン、馬締が松本教授宅からの帰路、タクシーを止めてもらい香具矢と話していた海辺👉千葉県南房総市富浦町豊岡の海岸👇
馬締「香具矢さん」
香具矢「ん?」
馬締「これからもお世話になります」
香具矢「みっちゃんてやっぱり面白い・・・」
以上です、ここまで読んでいただきありがとうございます。
間違いなどありましたら適宜修正いたします。
※用例採集とは、新しい言葉や、言葉の用法の変化などを資料や生活の中から集める作業のことです。ワードハンティングとも言うそうです。
☆香具矢が板前修行していた浅草「梅の実」と独立して開いた小料理屋の「月の裏」は結局不明です、エンドクレジットに指導=「静流」とあったので見てみましたがどうも内観が違うようで・・・引き続き捜索中です。
☆辞書監修者の松本朋佑教授(加藤剛)が入院していた病院も捜索中です。
判明次第追加で載せますがなかなか難航しそうです。
※スマホでホーム画面を上下に少しスクロールすると出てくる画面右下のサイドバーをクリックすると、ドラマがあいうえお別に分けられています。 PCでは作品名がホーム画面右のカテゴリーにあります。宜しければ他のドラマのロケ地もどぞ。
【ドラマ版】(池田エライザ 野田洋次郎 向井理 柴田恭兵)
※こちらのロケ地案内は2025年6月より放送されている火曜22時からの総合テレビ版をもとに作成してあります、これは2024年2月から放送されたBS版を再編集してつくられたものだそうです。
○一応、2024年2月18日~4月21日 NHKBSプレミアムで放送されたもの👇
【第1話】
☆彼氏に出ていかれたみどり(池田エライザ)が泣いていた崖の上👉千葉県いすみ市岬町和泉3508 太東崎展望台👇
👆左下の□を押すと地図と航空図が入れ替わります。
☆馬締(野田洋次郎)がトラックに貼られた「地切り」のシールについて誘導員に聞いていたところ👉 東京都港区芝浦4丁目20−20 付近 夕凪橋際遊び場まえの道路👇


☆出勤途中のみどりが走って渡っていた橋👉東京都港区芝浦4丁目20番 夕凪橋👇

👆向こう側の歩道を右手から左へ向かって走っていました。



☆玄武書房外観👉東京都江東区越中島二丁目1番30号 S・Tビル(東日印刷本社とあるところ)👇
👆高嶺のハナさんで登場の「ミツバチ製菓」ですね。
☆みどりと凛子(伊藤歩)が話していた本社の屋上👇
☆雑誌が廃刊となり、みどりの新しい職場となった玄武書房の辞書編集部が入るビル👉東京都港区芝浦4丁目14−13 JEMIC 日本電気計器検定所 別館2号館👇 JR田町駅より徒歩15分983m





☆因みに上記のビルが映し出されるとき、玄武書房の本館はなぜかこちらとなっています👉東京都港区芝浦4丁目9−25 芝浦スクエアビル👇


出勤の時みどりは右側の歩道をこちらから向こうに歩くのですが 写真の青マークのビルが玄武書房辞書編集部のあるビルで、 黄色マークのビルが玄武書房本館ですね。

☆みどりの住むマンション👉東京都世田谷区上野毛4丁目19−16 シャローム上野毛👇
👆ここはロケ地ではおなじみですね~
☆馬締が「活サザエ」のお品書きの読み方にこだわって聞きに入った日本料理店👉 東京都新宿区荒木町6 くろ田
👆ここはバックに映りこむスナック「アイリス」がヒントでしたが、道を挟んだ隣のとんかつ店「鈴新」がかなりの有名店ですね。
☆辞書編集部でのみどりの歓迎会が行われた、神楽坂にある小料理屋「月の裏」👉 東京都台東区浅草4丁目37−8 小田井ビル 1F 浅草じゅうろく👇
👆ここは「家政婦のミタゾノ」で登場ですかね。
☆歓迎会のあと、馬締がみどりを送っていったバス停(バス停のセットが置かれていたところ)👉東京都港区西新橋2丁目35付近👇
👆背景暗いわ、ぼけてるわで全く分からなかったのですが、最後の最後で道路標識がバッチリ映り判明です。
【第2話】
☆みどりが製紙企業「あけぼの製紙」の用紙担当:宮本慎一郎(矢本悠馬)に忘れ物を返した橋はこちら
☆夜のシーン、喫茶店に居たみどりが昇平に呼び出され向かった公園👉東京都品川区東品川3丁目14−9 東品川公園👇
👆昇平が座っていたのは画像中央のベンチかと。
☆みどりが馬締の紹介を受け住むこととなった「早雲荘」👉東京都台東区谷中2丁目6−50 スタジオプレステージ 根津スタジオ👇
【第3話】
☆みどりがパニくって佐々木薫(渡辺真起子) に電話した時に佐々木薫が居た横浜にあるという設定のレストラン👉東京都渋谷区渋谷4丁目2−9 メゾン ド ミュゼ 表参道👇
👆ここはロアラブッシュ⇒メゾン ド ミュゼとなり今は閉店して噂では中華になったとのことですが・・・「やまとなでしこ」で 中原欧介(堤真一)が神野桜子(松嶋菜々子)と入ろうとしてやめたお店ですよね(当時はロアラブッシュ)。
☆馬締が会社にいるみどりに公衆電話から電話していたところは香取市佐原文化会館の感じもするのですがも自信ないので保留で。
☆みどりらがキレられた秋野蘭太郎(勝村政信)教授のいる明峰文化大学の外観👉埼玉県坂戸市けやき台1番 城西大学 (坂戸キャンパス) 21号館👇
👆この建物ではないけどここのキャンパスは映画版でも使われましたね。
【第4話】
☆松本( 柴田恭兵)が食事中に用例採集していたのを荒木(岩松了)が微笑ましく見ていた蕎麦店👉神奈川県横浜市西区平沼1丁目36-2 角平👇



このお店は横浜お蕎麦界ではよく知られたお店です。ドラマ「きょうは会社休みます」で青石花笑(綾瀬はるか)が良くランチに行き朝尾侑( 玉木宏)にバッタリ会ってしまう蕎麦屋として登場してましたね。名物は「つけ天蕎麦」ですが、だいたいなんでも美味しくて、天丼、かつ丼、カレー系のメニューもオススメです。
【第5話】
☆【推察】みどりが母にを見送りに行ったバスターミナルらしきところ👉はっきりとした画像がないため確認できないのですが、東京都豊島区東池袋3丁目1−1 サンシャイン 文化会館 1F サンシャインバスターミナルかなと。
👆赤マークはみどりがバスターミナルに走りこんで来たあたり。
👆走りこんで来たみどりのバックに映る建物の窓などからのみの判断ですが。
【第6話】
☆玄武書房の国語辞書が安売りされているのを荒木(岩松了)が見つけた古書店👉東京都千代田区神田神保町2丁目5−1👇




👆ロケ地としてはたまに出ますよね、『ビブリア古書堂の事件手帖』など。
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