※写真は終わりのほうのシーンで平山さん(役所広司)が見ていたであろう夜景です。
ヴィム・ヴェンダース(ビム・ベンダース)監督映画・パーフェクトデイズのロケ地を映画館で観た記憶を頼りに書いてみました。
一応ストーリー順に並べたつもりなのですが、記憶があやふやなもので多分順序は違っています。またロケ地も記憶だよりなので少々怪しいものもあります。
エンドロールも英語でけっこう早く流れるもので読み取れず・・・サブスクなどに登場したら改編しますのでおおらかな気持ちでお読みくださいませ。
☆平山正木(役所広司)の住むアパート👉少数の人が住んでいる気配なので住所は・・・平山さんがその掃除の音で目が覚めるという江東天祖神社の近くです👇
☆平山さんのアパートの近くにある神社👉東京都江東区亀戸3丁目38−35 江東天祖神社👇
👆作中で一度お参りしていましたね。
📚平山さんが寝る前に読んでいた「ウィリアム・フォークナー『野生の棕櫚』」👇
☆最初に出てきたトイレと付近に平山さんが車を停めたところ👉東京都渋谷区恵比寿1丁目2−16 恵比寿東公園トイレ(タイトルはタコ公園のイカトイレ)👇
👆右に画面を回すとタコの遊具があります、これに対するものでイカなのかな・・・さらに画面をまわすと黒い車が停まっていますが、そこが平山さんが車(作業車)を停めたところですね。このトイレは確かこの後もう一回出てきます。
☆平山さんが次に向かったウッディな感じのトイレ👉東京都渋谷区松濤1丁目21−9 鍋島松濤公園トイレ👇 タイトルは「森のコミチ」だそうです。
👆迷子がトイレの個室で泣いていたトイレですね。ここのトイレはまだストリートビューでも撮られていません・・・ピルグリムなんだからとっとと撮ってこいやのツッコミはご容赦ください(笑)…時間見ていきますです。
☆平山さんがいつも昼食のサンドウィッチを食べる神社下にあるトイレ、○×の用紙が挟み込んであったトイレ👉東京都渋谷区代々木5丁目1−2 代々木八幡公衆トイレ👇
☆平山がいつも昼食のサンドイッチを食べる神社の駐車場の後ろ(のベンチ)👉東京都渋谷区代々木5丁目1−1 代々木八幡宮の駐車場のうしろ👇
👇後のシーンで平山さんを訪ねてきた姪のニコと2人並んで座るシーンの2回目があるのですがここかと👇駐車場から少し下がったところにあります。
☆平山さんが謎のホームレス?(田中泯)に見つめられていた公園のトイレは東京都渋谷区富ケ谷1丁目54−1 ザ トウメイ トウキョウ トイレット👇
☆平山さんが仕事あがりに自宅に戻って、自転車に乗り換え向かう銭湯👉東京都墨田区京島3丁目10−10 電気湯👇
☆その後飲みに向かう福ちゃん👉東京都台東区浅草1丁目1−12 B1F 浅草地下商店街にある「浅草やきそば 福ちゃん」👇
☆その後通っていた墨田川に架かる橋👉東京都墨田区向島5丁目1−1 桜橋👇 ここは何度なく作品中に出て来ます。
☆平山さんが掃除していたトイレ👉東京都渋谷区恵比寿西1丁目19−1 恵比寿公園トイレ👇
👆後のシーンで姪のニコと一緒にトイレ掃除していたのもこちらですね。
☆平山さんとタカシ(柄本時生)で掃除していたらタカシの恋人??のアヤちゃん(アオイヤマダ)が来たトイレ👉東京都渋谷区代々木5丁目68−1 はるのおがわコミュニティパークトイレ👇
☆平山さんとタカシがカセットテープを持って訪れた買取店👉東京都世田谷区北沢2-12-16三鈴ビル2Fフラッシュ・ディスク・ランチ👇
👆画像真ん中あたりの岸辺露伴にヘブンズ・ドアーされたような顔のところから2Fに上がります。
☆平山さんがガス欠になった車を停めて、さあどうするかと思案していたところ👉たぶんここです、東京都中央区日本橋兜町 鎧橋・鎧の渡跡👇
👆写真中央付近の道路端に車を停めて・・・
☆平山さんが掃除していたトイレ👉東京都渋谷区神宮前6丁目22−8 神宮通公園トイレ 「あまやどり」👇
☆平山さんが掃除していたトイレ👉 東京都渋谷区西原1丁目29−1 西原一丁目公園トイレ👇ANDON TOILET
☆【かなり怪しい推察】平山さんがタカシの恋人?のアヤちゃんからカセットテープを返され、一緒に車中で聞いていたところ👉東京都渋谷区富ケ谷1丁目54−1 代々木深町小公園 ここか隣の公園どちらかかなと思ったのですが・・・背景からするとこちらかな? また観られたら確定します。
👆この時も車の中でカセットテープを聞いていました。
アヤちゃんが好んで聞いていたのは パティスミスのRedondo Beachという曲です。レズビアンの女の子が、自分のパートナーに出て行かれてしまい……、という歌でメロディーイメージとは少し違う感じの曲ですね、gone、gone。
☆平山さんがよく100円均一の文庫本を買いに行く古書店👉 東京都台東区浅草1丁目39−9 地球堂👇
📚平山さんが100円均一コーナーで買った本👇「幸田文の「木」」
📚平山さんが古本屋さんで手に取っていた、姪のニコが遊びに来た時平山さんの部屋にあって、ニコが気に入っていた本👇「パトリシア・ハイスミス「11の物語」」
☆平山さんが休みの時に行くコインランドリー👉東京都墨田区業平4丁目6 コインランドリーさくらゆ👇
☆【推察】平山さんが休みの日によく写真を現像してもらいに行くカメラ屋さん👉東京都墨田区押上3丁目50−10 十字屋👇
👆恐らくここで間違いないと思うのですが、なにぶん映画のワンシーンでチラリと見ただけなのでイマイチ確信が・・・
☆平山さんのアパートに平山さんの妹のケイコ(麻生祐未)がやってきたときに「兄さん好きだったよね」などと言って渡していたお土産は鎌倉のお菓子・鎌倉紅谷「クルミッ子」でしょう。 鎌倉のお土産は鳩サブレーかこちらか、北鎌倉燻煙工房 市場店のスモークチーズなど好きです。
☆平山さんが休みの日によく行くママ(石川さゆり)のいるスナック風の居酒屋👉東京都台東区浅草4丁目16−4 トドロキマンション 1C 紅の灯 ノヴ👇
☆その道挟んだ向かいにあるコインランドリー 👇
こちらに居た平山さんは、ママのいる居酒屋に男性客が入っていくのを見て、思わず中を覗いてしまいます。 そしてママと抱き合っている友山さんを見た平山さんは一目散に店から離れ、コンビニに行きハイボール?の缶を買い込み河川敷で煽ります。
☆平山さんがハイボールを煽り、久々と思われるタバコを吸っていたら、友山さん(ママの元夫・三浦友和 )がやってきた橋の下の河川敷👉東京都台東区今戸1丁目1付近の川沿いの遊歩道👇
👆赤マークはほぼピンポイントでその位置を示しています。ここらあたりで友山さん (三浦友和)と影踏みをします。友山って友和、山口百恵??
☆平山さんが謎のホームレスおじさんを見かけたところ👉東京都渋谷区 井ノ頭通り入口交差点👇
※他、平山さんがタカシの穴埋めで掃除したトイレたち確か4つ?👇
その①👉東京都渋谷区東3丁目27−1 渋谷区東三丁目公衆トイレ タイトルは「TRIANGLE」 三角の土地だから??
その②👉東京都渋谷区神宮前1丁目3−14 神宮前公衆トイレ
👆タイトルは「THE HOUSE」でコンセプトは温故知新だそうです。なぜ覚えていたかと言うと信号に「神宮前一丁目」との看板が有ったというのが理由です。
その③👉東京都渋谷区恵比寿南1丁目5−8 恵比寿駅西口公衆トイレ タイトルは「WHITE」清潔・安心
👆ストリートビューありません・・・
その④👉東京都渋谷区幡ケ谷2丁目53-5 七号通り公園トイレ👇 Hi Toilet 手をつかわないトイレ
👆ここのトイレ前で平山さんは会社に電話してブチ切れてましたね、平山さんもたまには怒る・・・
☆よく出てくる高速道路は 東京都港区六本木1丁目4付近谷町ジャンクション👇
箱崎ジャンクションなど👇
★この映画はもともとは渋谷区のおしゃれなトイレの紹介をする短編動画として作成される予定だったのが、紆余曲折あり映画となったそうです。ここに出てきたトイレ以外のおしゃれトイレは以下で 公式HP👇
★この映画で使われた曲も以下の公式HPで👇そのうちサントラとか出るのかな??
映画の最後に「KOMOREBI」(木漏れ日)という言葉は日本語にしかない表記法であるなどと追記されています。木漏れ日ってなにか癒されますよね、この言葉を聞くとなぜか幼少のころ見たポカリスエットのCMが思い起こされてしまうのですが。
とりあえず今回の紹介はここまでです 後日また新たな場所が判明しましたら追記させていただきます。
ご覧いただきありがとうございました。
〜あとがき〜
この映画を見終わって『え、もうこれで終わり?』と感じる方もいるかもしれません。
興味の ある、なしが別れる映画だとは思いますが自分はもちろん好きであり 自分の中でも何かが動かされたのでロケ地を巡ってみました。
この物語は渋谷区のトイレ清掃員・平山さんの平凡な日々を淡々と描いたものであり、 作品の中で特に何か大きな出来事が起きるわけでもありません。
物語の冒頭は主人公である平山さんの朝から始まります。そういえば小津安二郎監督の作品って平山の名前が使われることがたまにあるような??
近くの神社の掃除をする音で目覚め、映画『セブン』のモーガン・フリーマンか、はたまた『イコライザー』のデンゼル・ワシントンのように、1日の活動に備え仕度を始めます。苗木にも丁寧に水をやり(このへんもまた、映画『ちょっと思い出しただけ』の照生ふう)
そして出掛けにアパート前の自販機でBOSS・カフェオレらしきものを買い、軽ワゴン車でトイレ掃除の現場に向かいます。
ここで平山さんは どんな人なのか、以前はどこで何をしていたのかというのが非常に気になったのですが、 父親は鎌倉で1代で会社を築き上げたそこそこの資産家、平山さんに後を継がせようとしたけれど 平山さんは 反発して家を出た、はたまたもと有能コンサルティング……などが多くの人が想像する平山像でしょうか。
特に何かが起きるわけでもない平凡な毎日。
そんななかにも存在する小さな幸せ、人に対するときめき、血のつながり…この監督が 『ベルリン・天使の詩』 の監督と同じということを聞いて納得。
『ベルリン・天使の詩』 を映画館で見た時は まだ成人してなかったですが、あの時感じた独特の温もりを思い出し懐かしくもありました。
パーフェクトデイズを観に映画館に行った時、いらはるのはほとんど50代以上だろうなと思ってたのですが、客層の予想外の若さにびっくりしました。この映画が20年前に上映されてたら青二才の自分も行ってたのかな!?
ただ、自分の悪い癖で当初は映画を観に行ったというよりロケ地を見に行った感がありストーリーや人間の心の機微が読み取れていない部分もあり…もう一度鑑賞してみようかと思っています。
ロケ地めぐりをして興味深かったのは、平山さんの自宅として使われたアパートの周りに 、これに似たアパートがいくつか点在していることでした。非常に味があるというか… 面白い感じのアパートが多いです。
外階段、壁のシミ、建物全体から醸し出されるノスタルジックな雰囲気。中に入ってみると 妙に落ち着いたりするんですよね。
👆手前の石段の感じとか独特です。
映画・「鍵泥棒のメソッド」で桜井武史演(堺雅人)が住んでいたアパートや、「ちょっと思い出しただけ」の照生のマンションなどもものすごく味があるのですが、よく見つけたなあ…という感じ。
新築でこういう感じのパートってもう出ないんですかね。。。
※スマホでホーム画面を下に少しスクロールすると出てくる画面右下のサイドバーをクリックすると、ドラマがあいうえお別に分けられています。 PCは作品がホーム画面右のカテゴリーにあります。宜しければ他のドラマのロケ地もどぞ。
コメント