「誰かとつながりたくて、広大な海を渡ろうとする人たちに捧げる辞書」を作ることに没頭する人々の物語です。 咲き乱れる言葉のセンス、洒脱であるとか そして言葉への姿勢。 静かに、だけど途切れることなく燃ゆる信念、夢、そして友情。。。愛する人々の支え。
「言葉は人とつながるもの」そして「言葉の意味はひとつでない」そんなことを改めて感じさせてくれる映画です。
ロケ地は、、、~諸行無常の響きあり~数年ぶりくらいに廻って見たのですがロケ地のメイン建物は既に無く・・・以前に一度廻った時に写真を撮っておかなかったことを後悔させる作品のひとつです。
ということで、ロケ地を渡る舟を編んでみました。不明部分もありますが、宜しければ覗いてみてください。
▼作中のシーン👉そのシーンのロケ地👉地図👉現場画像 の順でストーリーに沿って紹介します。
【よく出て来る場所】
☆馬締光也(松田龍平)が勤務することになった辞書編集部のある玄武書房・旧館👉東京都千代田区西神田3丁目8−5 ビル西神田👇
👆左下の□を押すと地図と航空図が入れ替わります。
☆馬締光也が暮らしていた「早雲荘」のある坂👉東京都文京区本郷5丁目10付近 胸突坂👇
👇検索して出てきた「早雲荘」として使われた「鳳明館寮」の画像集です。
☆玄武書房 辞書編集部の皆がよく使う居酒屋👉 東京都千代田区神田神保町1丁目 (もと)酔の助神保町本店👇
👆赤マークは店舗があったところです。
👇今は隣にあったそんなに古くないビルも含めて取り壊されこんな感じに・・・👇
酔の助はこの映画でも数回、その他ドラマでは「逃げ恥」「メゾン・ド・ポリス」など多数。映画では「恋は雨上がりのように」やら他の作品でも良く見る、ロケ地マニアからしたら「またここだあ」的な居酒屋です。
が、しかし2020年5月28日をもって約40年の歴史に幕を閉じました。 老朽化&コロナが原因だそうです。自分は中を覗いたら満席で入れなかったというのが数回、一度は行っておきたかった・・・残念無念です。
※酔の助(よのすけ)神保町 本店 1979年開店 本店とつくのは飯田橋に2号店が有ったためですが、2号店は90年代中ごろに閉店してしまったそうです。
☆辞書編集部の飲み会の帰りに馬締光也(松田龍平) と西岡 正志( オダギリジョー)が歩いていた川沿いの路👉東京都千代田区飯田橋3丁目10付近の遊歩道を南進👇
☆荒木公平(小林薫)の送別会のあと馬締光也(松田龍平) と西岡 正志( オダギリジョー)が歩いていた橋👉東京都千代田区神田三崎町3丁目9−5 三崎橋 東進👇
👇この橋は一度渡った方ならなんとなく分かるのでは。。。
のちのシーンで「やばい」について2人が話しながら歩いていて、西岡にかかってきた彼女からの電話を馬締が奪いとったのもここですね。このころには互いに認め合いすっかり打ち解けています。
☆西岡(オダギリジョー)と三好麗美(池脇千鶴)が会社に向かう途中に馬締を見かけた交差点👉 東京都千代田区神田神保町2丁目 西神田交差点👇
☆西岡が馬締の背後から声を掛け、馬締が驚いたあと崩れ落ちたところ👉東京都千代田区西神田3丁目8−1−36付近👇
☆馬締と林香具矢(宮﨑あおい)が歩いていたかっぱ橋道具街の交差点👉東京都台東区松が谷2丁目25 合羽橋交差点👇
👆この横断歩道を向こうからこちらに渡っていました。
☆香具矢が馬締に包丁の説明をしていたお店👉東京都台東区西浅草3丁目7−2 つば屋(庖丁専門店)エンドクレジットより👇
☆香具矢が馬締を遊園地に誘ったところ👉少し怪しいですが、恐らくここです東京都台東区松が谷2丁目1−12付近👇
👆作中とは建物が違っていますが恐らく「白色キッチン雑貨専門店バイスー」の前あたりかと思われます。
👆画像中央付近です。
☆馬締と林香具矢が乗っていた観覧車👉東京都文京区後楽1丁目3−61 東京ドームシティアトラクションズ ラクーアゾーン ビッグ・オー👇
☆【推察】西岡(オダギリジョー)が教授らしき人から「大渡海」についての原稿を依頼していた大学のキャンパス👉依頼するシーンの前に一瞬映るキャンパス風景はエンドクレジットにある 埼玉県坂戸市けやき台1丁目1 城西大学 坂戸キャンパス👇 だと思います。
映像資料がやや乏しく・・・
☆馬締が辞書編集部を去ることになった西岡を問い詰めていた「東京中央大学」の門前👉 埼玉県坂戸市けやき台1 城西大学 坂戸キャンパスの門前👇
👆馬締と西岡が話していたのは画像中央付近です。
ワケあって辞書編集部を去らなければならなくなった西岡「大丈夫だよ、お前なら絶対できるよ」
一見ちゃらんぽらんに見えた西岡、けれど馬締はその西岡の中に「大渡海」と馬締にかける熱い思いと秘めた信念を感じ、去り行く西岡を見つめ、静かに見送ります。。。
☆用例採集のシーンでの1コマ、ここを映したものです👉東京都千代田区西神田2丁目1−12 付近👇
☆馬締が用例採集をしていたら後ろを自転車に乗った岸辺みどり(黒木華)が「馬締さ~ん」と叫びながら通過していったところ👉東京都千代田区西神田3丁目5 付近の交差点👇 「専大通り」の表示板が大ヒントでした。
上記2枚の写真を見て「なんか変だな!?」と思った方はスルドイです。
馬締は掲示してあった「裁判員制度」という文字を書き写していたのですが、その掲示がされていたと思われる千代田区役所のボードは作中ではポストの向かって左横の外灯の支柱の左にあったのですが、今は(実際は!?)少し離れたここにあります👇
👆10年前の位置からずらした、はたまた作中画像はCG処理していた・・・などでしょうか??
☆辞書監修者の松本朋佑教授(加藤剛)のお見舞いと報告のため、教授宅に向かう馬締と荒木公平(小林薫)の乗った電車が渡っていた川にかかる鉄橋👉千葉県富津市湊 湊川橋梁👇 あたりをつけグーグルマップで捜索。
👆作中では列車(JR・内房線)は西から東に走っていることとなります。実際には東京からだと逆方向ですね。
☆馬締と荒木の乗ったタクシーが走っていた海沿いの道👉千葉県南房総市富浦町豊岡の道路 北東進👇
👆タクシーは向こうからこちらに走っていました。ここもあたりをつけグーグルマップで捜索。
☆松本教授夫人の千恵(八千草薫)が、タクシーで帰路につこうとする馬締と香具矢を見送った自宅前の道路👉おそらくここです、神奈川県鎌倉市浄明寺2丁目1付近の道路👇
タクシーの行灯に「南房」などとあるもので千葉かと思いきや・・・すっかりやられました。
ここは「ビブリア古書堂の事件手帖」で大輔が夜に自転車を漕いでいたところですね。エンドクレジットにも出ておらず、、、あのドラマのロケ地探訪で歩いていなかったらたぶん分からなかったでしょう。。。
☆ラストシーン、馬締が松本教授宅からの帰路、タクシーを止めてもらい香具矢と話していた海辺👉千葉県南房総市富浦町豊岡の海岸👇
馬締「香具矢さん」
香具矢「ん?」
馬締「これからもお世話になります」
香具矢「みっちゃんてやっぱり面白い・・・」
以上です、ここまで読んでいただきありがとうございます。
間違いなどありましたら適宜修正いたします。
※用例採集とは、新しい言葉や、言葉の用法の変化などを資料や生活の中から集める作業のことです。ワードハンティングとも言うそうです。
☆香具矢が板前修行していた浅草「梅の実」と独立して開いた小料理屋の「月の裏」は結局不明です、エンドクレジットに指導=「静流」とあったので見てみましたがどうも内観が違うようで・・・引き続き捜索中です。
☆辞書監修者の松本朋佑教授(加藤剛)が入院していた病院も捜索中です。
判明次第追加で載せますがなかなか難航しそうです。
※スマホでホーム画面を上下に少しスクロールすると出てくる画面右下のサイドバーをクリックすると、ドラマがあいうえお別に分けられています。 PCでは作品名がホーム画面右のカテゴリーにあります。宜しければ他のドラマのロケ地もどぞ。
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